シミのレーザー治療

 
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Q-YAGレーザーによるシミ治療

Pigmentation treatment using Q-YAG laser

Q-YAGレーザーとは

 
Q-YAGレーザー(Nd:YAG、QスイッチYAG)は、特定の波長(主に1064nmと532nm)で高出力・短パルス照射が可能な機器です。シミの原因となるメラニン色素のみを選択的に破壊し、周囲組織へのダメージを最小限に抑える特徴があります。
五泉皮ふ科で使用しているLutronic社のQ-YAGレーザー「SPECTRA」は、安定した出力と高い安全性を持ち、肌質やシミの種類に合わせた柔軟な治療が可能です。
・均一なビームプロファイルでムラなく照射
・ピークパワーが高く、微細な色素にも対応
・皮膚への熱損傷が少ない
 

適応疾患

 
・老人性色素斑(シミ)
・雀卵斑(そばかす)
・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
 

副作用

・炎症後色素沈着(PIH):日本人ではほぼ起こります。レーザー照射の2週間後にテープをはがすと、かさぶたがとれてピンク色のきれいな肌になります。ところがそれから2~3週後に、きれいになった肌が再び茶色くなってきます。場合により、もともとあったシミより濃くなってしまうこともあり、これを炎症後色素沈着(PIH)と呼びます。レーザー治療後にハイドロキノンを外用していただくことで症状を緩和しますが、長い方で1年程度持続します。
・内出血、一時的な赤み、腫れ、ヒリヒリ感:特別な治療なく自然に治ります。
・色素脱失:レーザー治療した部分が白く抜けてしまうこと。一度生じた色素脱失はもとに戻りません。
 

症例写真

CASE

 
 
モニターさんの治療経過です。

(※ご許可をいただき、掲載しております。)

症例1
 
治療回数1回
治療にかかった費用:34,100円(初診料 1,100円+ 処置料 33,000円)
治療前
治療前

 
 

治療後

治療後

治療の流れ

 
初診・カウンセリング。シミの種類や肌状態を診断
レーザー治療が適したシミか確認します。
 
クレンジング
パウダーコーナーで洗顔していただきます。
 
Q-YAGレーザー照射(通常5〜10分程度)
皮膚を冷却しながら照射します。輪ゴムではじかれるような軽度の痛みを感じる場合があります。
  
軟膏塗布・テーピング
照射部位に軟膏を塗りテープを貼ります。2週間後の再来までテープをはがさないようお願いします。
 

料金

初・再診料

1,100円

治療費

直径1センチ以内 11,000円

直径2センチ以内 22,000円

直径3センチ以内 33,000円

3センチ以上相談の上決定 

Q&A

 
Q. どんなシミに効果がありますか?
A. 老人性色素斑はよい適応です。ケガやヤケドの後の炎症後色素沈着、肝斑に照射するとシミが濃くなる可能性があります。雀卵斑(そばかす)、ADM(後天性メラノサイトーシス)にも有効ですが、効果が出るまでに複数回の治療が必要です。
 
Q. 誰でも受けられますか?
A. 下記の方は治療を受けられません。
光アレルギー、てんかんなど光線に過敏症のある方
妊娠中の方
ペースメーカー、埋め込み式除細動器のある方
コントロール不良の糖尿病、脳血管疾患、心疾患のある方
シミの上に肌色の刺青を行っている方
金の糸を入れている方
金製剤(シオゾール注、グレリース錠、リザスト錠、リドーラ錠)の注射・服用歴のある方
 
Q. 治療経過を教えてください。
A. レーザー照射部位にテープを貼ります。テープは2週間剝がさないでいただきます。はがれてしまった場合には再度テープを貼っていただきます。2週間後に再来いただきテープを剝がします。かさぶたが剥がれた部位にハイドロキノンを塗っていただきます。2~3週間後に炎症後色素沈着が生じますが、慌てずにハイドロキノンを塗り続けでください。3か月後に経過観察のため受診していただきます。
 
Q. 痛みはありますか?
A. 老人性色素斑、雀卵斑は輪ゴムではじかれる程度の痛みで、ほとんどの方は皮膚の冷却だけで治療可能です。ADMは皮膚の深い部分にシミがあるため痛みが強いです。注射による麻酔を行い、レーザーを照射します。
 
Q. 1回でシミがとれますか?
A. 老人性色素斑は1回でかなり薄くなりますが、不十分な場合は1年後に再照射をお勧めする場合があります。雀卵斑も1回で薄くなりますが、しばしば再発がみられます。ADMは5~6回の照射が必要な場合があります。